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「モンスターズ・ユニバーシティ」観たよ (2013.08.07)

こんにちは店主です。
さて、前回の日記にて「モンスターズ・インク」を書きましたが、今回は同作の続編というか前日譚となる新作です(ん?)。

ご承知の通り「~インク」はモンスターたちの「お仕事」のお話でしたが、本作は入社前の話し。主人公のマイクとサリバンの大学時代を描いています。昨今流行りのプリクエル物ですね。「スターウォーズ」「エイリアン」「Xmen」など、既に結果がでている物事の前段、あの主人公は最初はこうだった、でもある事件でこうなってしまった、という手法です。ビギニングなんて言われてます(バットマン、エクソシスト、羊たちの沈黙なんてのもありました)。
かつては「ヤングスーパーマン」「ヤングインディジョーンズ」なんてTVシリーズがありましたが、ハリウッドではプリクエル物がトレンドなんでしょう、まだまだ作られそうです。
さて、前置きが長くなりましたが「~ユニバーシティ」です。
結論から言うと「良くできている」し、「楽しめ」ましたよ。でも、こうやってカッコ付なのは手放しではないということ。
たぶん10年後では「モンスターズ」と言えば「ユニバーシティ」より「インク」でしょ?という感じですかね。

本作は「なりたい自分」「ナンバーワンよりオンリーワン」「自分探し」的な当世若者像に対するカウンターになっていたりして(主役の2人が大学から会社に入って現在に至るラスト3分ばかりのシークエンスが素晴らしい!)、ああアメリカでも「夢の実現」に対する「もがき」が顕在化してるのか、と。
そういう意味で「インク」に入る前日譚の本作は上手に描けたと思います。大学時代に「お墨付き」をもらい有名企業に入りたいが為、本来の「学び」を忘れている学生=モンスターたちを、本作ではしっかりと突き放す点ではある種の就活物語としても観ることができます。
余談ですが、店主も会社員時代に似たような経験がありました。入社して飛び込み営業やクレーム処理などイヤでいやでしょうがない日々を過ごした最初の数年でしたが、見ている人はいるもので別の部署への異動となったら「まあ、会社ってこんなに楽しいのか!」という状態になりました。残業やら休日出勤も楽しかったあの頃は、今でもグローリーデイズです。
つまり、自分探しなんてしてないで、探されるべき人物になるべく与えられた場所でベストを尽くせ、という事をマイクとサリバンが身を持って教えてくれます。

なんだか書いていて結構褒めまくってますね。そうなんです、確かに前作よりもダレないし、CGの具合も恐ろしいほどのアップデートですが、逆にこの辺がモヤモヤしている点なんですね。
ピクサーアニメーションでは「トイストーリー」「ニモ」「カーズ」「カールじいさん」などの名作揃いですが、ストーリーはいたって単純で、基本的に行って帰ってくるお話&主人公の成長が描かれています。「トイストーリー」なんて3作とも構造が同じなのに脇役の視点が違うので見ている方も毎回膝を打ちます。「モンスターズ・インク」でも行って帰って来る構造になってます(扉のあっちとこっち)。だからこそ戻ってきた場所が同じでも素晴らしい世界に見える=成長の結果に共感出来るわけですね。
ところが失敗作といわれる「カーズ2」は主人公も舞台も変わっているため続編の理由が今ひとつ不明な作品でした。脚本は如何にも頭を使って書き上げた後は感じられますが、ハートを入れ忘れたんでしょう。
おそらく「モンスターズ・ユニバーシティ」は「カーズ2」の二の舞を避けることが必須であり、「カーズ」同様に既に話に決着がついている「インク」の続編となれば前日譚が◎でしょ、となったんでしょうね。
たぶん正解なんでしょうけど、ピクサーアニメーションの肝である「行って帰ってくる」がスッポリ抜け落ちている事が残念でした、てこと。早い話。
もう一つ、新スターウォーズ(エピ1~3)もそうですが、過去の話なのに画面が綺麗すぎ。ピクサーなら前作のトーンを押さえつつ、ブラッシュアップしてほしかったな。技術の進歩はもう分かったよ。

ことほどさように、面白ければイインダヨ!という方には損はしない一品です。
因みにピクサーは今後新人育成のため、続編を作ることは辞めたとのことです。現在制作中の「ファインディング・ドリー」以降は(笑)

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