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2014/07/19
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2014/05/02
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2014/04/01
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TOP > cafe トネリコ 日記 > 極小映画劇場 vol.12「ラブソングができるまで」
こんにちは店主です。
ウォークマンの2インチ画面でみた映画の感想文です。
さて、今回はドリュー・バリュモアの「ラブソングができるまで」
お相手になるのはヒュー・グランド。80年代に大活躍したバンドpopの元ボーカルだが、いまではいわゆるドサ回りか「あの人は今」的な番組出演で食べてます。
ドリューはたまたまヒューの部屋の植木のメンテにやってきて、口ずさんだメロディーが良かったのでヒューから曲作りのパートナーに指名されます…
ヒューもドリューも決して若くはなく、いろいろあって現状では惰性で過ごす日々。
ヒューがドリューを選んだのは、人気歌手コーラ(ブリトニー風)から新曲作りのコンペに指名されたため。
再起をかけて曲作りをしてゆく間にお互いに気持ちが…と、いう感じでお話しが進みます。
出演がドリューとヒュー・グランドなのでコミカルな内容になっていて、ある意味安心して観ることができます。
かといって、よくあるラブコメディなら見なくてもいいや、というにはモッタイナイ作品です。
まずタイトルの「ラブソングができるまで」とあるように、コンペ参加の為の映画オリジナル曲が作られます。そして当該曲「愛に戻る道」が完成するまでの工程が1から描かれます。
デモテープ(CDね)作成のシーンではヒュー・グランドがギター、ベース、打ち込みなどをMacで取り込むなど、まるで「タクシードライバー」で改造銃を丁寧に作り上げるシーンにダブり妙に燃えますyo。
また、クライマックスでのコーラのコンサートシーン。会場の入り口から開演までの聴衆たちの表情。本当に楽しみにしている空気がスクリーンから伝わってきます。もちろん開演してからの盛り上がりも日本映画では照れてしまうところ、役者とエキストラの親密な関係がまぶしく羨ましい限り。
なんといっても本作オリジナル曲が素晴らしいのなんのって。
本作で歌われるコンペ曲「愛に戻る道」はデュエット曲の傑作。この曲が本作を100%たらしめるものに。「ボディーガード」でアノ曲が無ければを想像してみて。
ヒュー・グランドが在籍していたpopのヒット曲「恋は突然」も、ワム!やデュランデュラン風のナンバーとして2000年代の楽曲との乖離をみごと表現しています(本作未見の方が聞いたら懐かしく感じます)。
音楽担当のアダム・シュレンジャーを検索してみて。
ということで、見終わった後ニヤけること間違いなしの★★★★★