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cafe トネリコ | 日記 | 極小映画劇場 vol.9 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」


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極小映画劇場 vol.9 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」 (2013.05.30)

こんにちは、店主です。
さて、本作は2012年公開の比較的新品です。
アカデミー賞にもノミネートされていたので、何となく気にはなっていたのですが今日まで敬遠していました。
というのも、ほとんど本作についての情報が店主の環境(劇場予告編、雑誌、ラジオなど)に入っなかったこと。そして、このタイトルとポスターが何よりも原因かも。
店主の場合、子供が主役のものがかなり苦手でして、特に「ホームアローン」がとても
肌に合わなかったんですよ。
で、本作のメインビジュアルが「ホームアローン」のカルキンみたく両手を口に添えてるし…タイトルの「ものすごくうるさくて~」が、ガキがうるさくわめいては大人を困らせるお話みたいに思えてさ。
いや、でも、原作が9.11を題材にして、トムハンクスが出てくるあたり「よさげ」な方面なのかとも、アカデミー賞だし(権威主義でゴメン!)、もしかして食わず嫌いかな…と放置していました。

でも食べたらおいしかったですよ。不覚にも涙するところもあって、また近くにいったら寄ってみようかな、というお店でした。

さて、主人公オスカー9歳は9.11で大好きな父親(トムハンクス)を失います。事故当日父親から何度か自宅に留守電が入りますす。「こっちはまだ大丈夫」「消防士を待っている」「もう話せなくなる。皆が順番を待っているから」。早期下校したオスカーは、留守電の父親の声を聞くにつれ不穏な気持ちになってゆきます。
2機目の激突の直前オスカーの目の前にある電話が鳴りますが、何故だか立ちすくんでしまいます。留守電に切り替わった声は父親からのものでした…
事故から1年。父親の死を上手く受け入れられないでいるオスカーは、父親の遺品から「ブラック」と書かれた封筒に鍵が入っているのを見つけます。この鍵の「相手」を探すことでオスカーなりの落とし前をつけようと考えます。

ニューヨーク中のブラック姓約400人にインタビュー。オスカー君の地獄巡りが本作のメインですが、彼を取り巻く人物=大人たちの痛みも所々に散りばめられていて、単に子供を主役とした物語になっていません。むしろ大人であることの落とし前の付け方をこの映画は導いているのかも。もちろん答えなんかありませんよ。言っておきますが。

オスカーの母親がサンドラ・ブロックなのですが、最初全く気づかなかったんです。というのも、中盤まで母親のアップがありません。カメラが近づいても横顔だったりして、何か物語から一歩下がっているような印象を受けました。
オスカー君はとにかく父親の影響を随分受けていて、物言いや仕草を真似たり。その間の母親はトムハンクスに愛されている、という役割でのみ位置付けられます。

このサンドラ母さんですが、彼女のパブリックイメージである“ワイルドキャット”とは程遠く、物語の後半で良い味を出すんですね。
母親としてオスカーの行動を見守りながら、彼女のこの一年溜め込んでいた感情があるシーンで…号泣しましたね。

とまあ、長々と書いてしまいましたが、9.11を背景にしながら現在世界中でおきている死の不条理に対してエンターテイメントな仕上がりとなっています。
いくつか回収されない事柄や人物の行方などがありますが、それは今も地続きであると解釈してもいいのかなと。

最後にサンドラ・ブロックの「幸せの隠れ場所」もお勧め。本作がネガならこちらはポジで母親を演じています。

★★★★★

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