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cafe トネリコ | 日記 | 極小映画劇場 vol.6 「フィクサー」


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極小映画劇場 vol.6 「フィクサー」 (2013.05.22)

こんにちは、店主です。
さて、店主が通勤時間に見た映画の感想文です(SONYウォークマンの2インチ画面で鑑賞)
小さくっても映画は映画。

早速ですが、「フィクサー」です。ジョージクルーニー主演。
原題はマイケル・クレイトン←ジョージの役名。ジュラシックとは関係ありません。
当初はマフィア物かと思いましたが、企業訴訟に絡んだお話でした。
ジョージは弁護士ではなく揉み消し屋=フィクサーの役

環境問題で被告となった企業が雇うのがジョージの弁護士事務所。で、あろうことか担当弁護士アーサーが相手側(企業によって汚染されてしまった農業者)に寝返ってしまいます。アーサーの言い分によれば企業が悪いとのこと。でもってジョージがクライアントの不利益にならないように揉み消しを図るというプロット。

特に派手な展開も無く、淡々と展開してゆく映画。テンポが良いともいえませんが、映画館でジッと鑑賞するにはいいかも。
話を戻すと、ジョージ自身も私生活などで問題を抱えており(離婚やら副業の失敗など)、その上上記のような会社の存続をかけた仕事に絡みます。
本来我々も私生活の問題を抱えながら仕事に励んでいるわけで、ジョージを見ながら自分に重ねる貴兄も多いことかと存じます。
ジョージの役割は言わば表に出ない汚れ役といえます。でも、ある瞬間「正義」に取り憑かれてしまうんですね。自身の煮詰まった状況よりも正しく在りたいとラストに向かいます。

映画としては主人公らしい行動といえます。きっとこの主人公の数年間、いや死ぬまで後悔と正しさの間で張り裂けそうになるでしょうね。
お前ならどうする?という映画は割と店主の好物だったりします。答えなんか出しようもない瞬間に立ち会う場面はいつ訪れるかわかりません。もしかしたら今日かかってくる電話がそうかも、なんて。

弁護士と関わりがないに越したことは無いの★★★★☆

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