cafe トネリコ | 日記 | 極小映画劇場 vol.5 「テイカーズ」

こんにちは、店主です。
さて、今回はマット･ディロン主演の銀行強盗チームと刑事の追いかけっこのお話。
マットは刑事です。ちなみに。

簡単にあらすじをいいますと、銀行強盗チームは一年に一度しか仕事をしないプロ。マットはそいつ等を追いかける一匹狼的な刑事です(相棒あり)。
ある時かつてのチームメイトが出所してきます。こいつが持ち込んできたヤマを実行したばかりに…

という感じで名作「ヒート」のようなプロットですが、足元にも及ばない仕上がりとなっています。
先日「LAギャングストーリー」という名作「アンタッチャブル」のようなプロットのような映画を観てきました。こちらも足元にも及ばない仕上がりとなっていましたが、では面白くないか？といわれればそんなことをは無く、表題作「テイカーズ」もそうですが面白かったんですね。とっても。
足元とおもしろは全く別の次元で、サザンとTUBE、アメリカン･グラフィティとグローイン・アップの関係に近いかな。
良い悪いではなくて、既にクラシックとなった作品(アーティスト)に似た感じのものは、似た感じを拭い去れないというか。
仮に上記の組み合わせの発表が逆だったら…
あっ、やっぱり駄目だな。「ヒート」未見の人に先に「テイカーズ」を観てもらっても答えは自明です。名作って時代と役者の奇跡が起きた結果のこと。リメイクやってもオリジナルを越えることが出来ないように。その奇跡に立ち会えるかもしれないから映画って面白いなあとおもいます。

でも２インチ画面でも十分迫力ありましたの★★★☆☆